MENU

関節の新しい治療
『PFC―FD療法』について

About the new joint treatment "PFC-FD Therapy

関節の新しい治療
『PFC―FD療法』について

はじめに

現在、日本人の平均寿命は女性88歳、男性83歳。
数年後には女性の平均寿命は90歳を超えるといわれています。ただ、高齢化に伴う下肢関節の痛みは歩行などに影響を受けます。特に、高齢者の膝関節痛の有病率は70%を超え原因として軟骨のすり減りに伴う変形性膝関節症が中心です。

また、人には皮膚の傷が治っていくのと同じように自然治癒力というものがあります。
この自然治癒力を利用するのが再生医療です。再生医療の一つとして大学病院で多くの膝関節治療に用いるのがPRP療法です。

PRP療法とは

PRP療法とは

PRP療法とは血小板に含まれる成長因子の働きを利用して、細胞の成長や増殖を促します。
PFC―FD療法は患者さんの血液からつくられたPRPを特殊な技術でさらに濃縮させて血小板を活性化し成長因子を取り出します。
プロスポーツ選手も最近積極的に取り入れてる治療法です。テニス肘、アキレス腱痛などの効果も期待できます。

PFC―FD療法のメリット

現在の変形性関節症の治療の中心は、除痛をして理学療法を行い改善しない場合は手術を選択する方法が中心です。しかし、手術は入院が必要である一定期間、日常生活に影響がでます。症例によりますが手術の回避ができる可能性があります。

PFC―FD療法のデメリット

保険診療外なので値段が高額です。効果には個人差があります。
これは個人の血小板やそれに含まれる成長因子の働きによって効果が変わるので効果に個人差が出てしまう原因です。感染症に対するワクチンと違いご自身の血液を利用した治療法のため拒絶反応やアレルギーリスクは非常に少ないと考えられます。
現在のところ深刻な有害事象は報告されていません。ただ、新しい治療のため臨床データが少なく今後新たなリスクが発見される可能性もあります。

変形性膝関節症の重症度分類(KL分類)

適応については、下記分類のgradeⅠからⅢまでが適応と考えます。
GradeⅣに関しては難しいと思われます。

Kellren-Lawrence分類(KL分類)

GradeⅠ 大きな変化は見られないが、変形性ひざ関節症が疑われるひざの状態。骨棘、または軟骨下に骨硬化が見られることがある。
Grade II ひざ関節の隙間に若干の狭小が見られる状態(25%以下)。骨の変形はないが、わずかに骨棘の形成が確認できる。
GradeⅢ ひざ関節の隙間が半分以上に狭小した状態(50〜70%)。骨棘の形成や骨硬化がはっきりと確認できる。
GradeⅣ ひざ関節の隙間の狭小がかなり進行した状態(75%以上)。大きな骨棘が形成され、骨の変形も顕著に認められる。

ただ、gradeⅠからgradeⅢに関して理学療法を併用することで将来的に人工関節になることを予防できる可能性があります。

治療対象の患者様

20歳以上で膝関節痛が改善しない方、重篤な基礎疾患がない方は適応です。
心臓疾患で抗凝固剤を使用されてる方(ワルファリン)は関節血腫のリスクがあり投与不可です。薬を内服されてる方は必ずお薬手帳をご持参ください。

PFC-FD療法を受ける流れ

次のような流れになります。

  • 問診・診察(XP撮影)
  • 採血(約50cc採血し洗浄度の高い再生医療センターで検査・加工します)
  • 注射(再生医療センターで加工、フリーズドライ化した血小板由来の(成長因子)をクリニックで患部に注射します。
    ※採血してから注射まで約1か月程度かかります。

費用

保険診療外の治療のため1回あたり税込18万円です。

関節リウマチに伴う関節症変化は使用経験報告が乏しく、有用ではないと考えられます。
ご希望の方は当院医師へご相談ください。

3月頃を目安にキャッシュレス決済サービスを導入予定です。
開始時期は改めてお知らせいたします。

pagetop